2020年から2021年において新型コロナウィルスが大流行し、全世界で数百万人の人が亡くなり、生活の秩序が乱れ、経済に大きな損害を与えました。さらに火に油を注ぐようなことがありました。それは2022年2月の末に、ロシアとウクライナの戦争が起こったことです。戦争が激しくなったことによって、エネルギーと物資が不足し、物価が上昇し、経済の衰退などの危機が全世界に及んでいます。この他に、竜巻、大雨、干ばつなどの異常気象が立て続けに起きて、害虫、疫病、地震、津波が絶えず起こっています。天災と人災が常に報道されており、人々は恐れおののき、いつも心配しています。大きな環境について触れないとしても、わたしたちの家庭、感情、健康、事業、前途などの問題について考えるとき、迷い、助けがないこと、無力であることを常に感じていないでしょうか?
このような混乱して、困惑した、不安な情勢において、神は約束して言われました、「あなたがたの心配事をすべて、神に投げてしまいなさい.なぜなら、あなたがたに関することを、彼は心にかけていてくださるからです」(Ⅰペテロ5:7)。あらゆる苦難の中で、神はわたしたちを心にかけておられ、関心を持ってくださり、わたしたちの心配事、苦しみ、困難、境遇をすべて彼に告げるように求めておられます。なぜなら、わたしたちに対して彼は力があり、義である方だけでなく、また慈愛で、真実な方であるからです。
わたしたちが心配事を神に投げるとき、「人知をはるかに超えた神の平安が」、わたしたちの心と思考を、キリスト・イエスの中で護衛してくださいます(ピリピ4:7)。神の平安は兵士が城の堀で守っているように、わたしたちの心を護衛し、すべての心配事の侵入から逃れさせてくださいます。外側から神の平安を打ち破ってわたしたちの心に入ってくる思い煩いは一つもありません。
親愛なる友人のみなさん、これは決して心理作用ではありません。わたしたちには信頼できる神がおられ、告げることができる神がおられ、責任を負ってくださる神がおられます! 神だけがわたしたちの解決方法であり、わたしたちはすべてのことを神に託すべきです。わたしたちはこのように祈りましょう、「親愛なる主イエスよ、あなたの慈愛と真実を賛美します。わたしたちは自分の生涯と思い煩いをあなたに投げます。わたしの平安と救い主としてのあなたを受け入れます。わたしを死から命へともたらしてください」。
記事は日本福音書房発行「ミニストリーダイジェスト」第6期第7巻より引用